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函館ハリストス正教会

函館ハリストス正教会

Open Panorama

地元ではガンガン寺の愛称で親しまれている函館ハリストス正教会を訪ねた。函館ハリストス正教会は、1860年、日本で最初に建てられた正教会で、現在の建物は、初代の建物が函館大火(1907年)で焼失した後の1916年に再建されたもの。海が見渡せる函館山の麓、ロシア・ビザンチン様式の白い建物が空と海の青、函館山の緑にとてもマッチしていて美しい。

「ガンガン」は、もちろん鐘の音のことであるが、この鐘、大小6個有り、それを一人で打ち鳴らしているらしい。いったいどのように鳴らすのだろう?12歳の時から鐘を鳴らし続けている中居真行さんに鐘をつくところを見せて頂いた。

中居真行さん

中居真行さん

「じゃ、どうぞ」っと言われ、聖堂入り口わきの階段からお供した。鐘をつく最上階まで急勾配の階段が続く。とても80を超える御歳とは思えない身の軽さで上って行かれる中居さん。

到着後、早速カメラをセットしていると、中居さん「それ何ミリのレンズですか?」、私「8mmなんですよ〜」、中居さん「1.6倍ですよね、じゃあ何ミリ相当になりますかね〜」ってな具合で、かなりカメラにお詳しい、や〜ビックリ。鐘が始まる定時までの数分間、暫しカメラ談義。

そして、いよいよ鐘の始まり。
「かなり音が大きいですよ」と言われていたので覚悟はしていたが、さすがに大鐘の真横に立っているとクラクラきた。

その鐘のつき方は、
右手で小さな鐘2個、左手で中くらいの鐘3個、右足で大きな鐘を1個。

↓鐘の音フルバージョン(約5分間)

それぞれをひもやペダルで淡々と、それでいて軽やかに操っている。階段を上る時もそうだが、背筋がピシッっと伸びていてとても凛々しい。一瞬、私が同じ年になった時(到達出来るか疑問だが)、こんな姿になれるだろうか?っと考えてしまった。「きっと、神聖な場所に身を置かれているから出来ることなんだ」っと妙に納得。

礼拝が終わってから、この鐘について、もう少し伺ってみた。明治〜昭和の激動の時代を過ごした、この鐘には多くのエピソードがあるそうだ。函館大火による焼失、戦争時の金属不足を補うための供出などなど。現在の鐘は、初代から数えて5代目とのこと。

前日、函館山の展望台から夜景を見ていた時、麓からこの鐘の音が聞こえてきた。リズミカルに響く鐘の音は、港町函館の風景と見事なハーモーニーを奏でいた。

訪れた週末、教会ではバザーが開かれていた。馬場司祭にバザーを案内して頂きながら教会の話を伺った。バザーの一角では教会の写真展が開かれ、その中に函館ハリストス正教会のカレンダーが展示されていた。カレンダーには、四季折々の美しい教会の姿が写っている。お話を伺うと、なんと、全て馬場司祭が撮られた写真とのこと。馬場司祭、そして中居さん、この教会には写真を撮り、人に伝えずにはいられない、そんな引力が備わっているのかもしれない。

【関連情報】
Wikipedia:函館ハリストス正教会
Wikipedia:日本の音風景100選

【サイト内関連情報】
札幌ハリストス正教会 – 降誕祭前晩祷
札幌ハリストス正教会

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    • kaneko-ad
    • 2007年 10月 18日

    北海道は牧歌的な被写体が多く羨ましいです。
    函館ハリストス正教会・鐘…
    かなり複雑な後処理をされた力作ですね。
    素晴らしいです。

    • keiji
    • 2007年 10月 18日

    kaneko-adさん、まいどです。
    >北海道は牧歌的な被写体が多く羨ましいです。
    佐渡もすばらしいですヨ。
    >かなり複雑な後処理をされた力作ですね。
    イエイエ、かなりの枚数を撮ったので、繋がりの良さそうなカットを選んで、、、です、(;^_^A

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