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日出クラシックパーク - オースチンA50ケンブリッジ

日出クラシックパーク – オースチンA50ケンブリッジ

Open Panorama9月の連休、シルバーウィークの初日、夕張近く栗山町にある日出クラシックパークを訪ねた。廃校となった小学校の体育館を利用したクラシックカーの展示ホールである。以前、雑誌で見てから、クラシックカーと廃校の組み合わせが、かなり気になっていた。

札幌方面から夕張に抜ける道道3号線を走り、目的地付近でユルユルと走っていると小さな看板を発見し左折、細い道を数十メートル走るとすぐに古い木造の体育館が見えて来た。

日出クラシックパーク入口・Cafe麗燈露

日出クラシックパーク入口・Cafe麗燈露

建物に入るとすぐに麗燈露という喫茶室があり、その奥が展示ホールとなっていた。さっそく、オーナーの横山さんにお話を伺いながらホールを拝見。横山さん、札幌で横山商事というクラシクカーからGTカーまで、個性のある車を扱っているお店を経営している。

ホールには、一部、販売車両もあるが、横山さんのコレクションが主に展示されていてるようだ。横山さん曰く「当初、車の保管場所としての倉庫を探していて、いい物件があったので借りてみたら、体育館、そしてパークゴルフ場まで付いていたんです」とのこと。なので、展示ホールのことなんて、まったく考えていなかったそうだ。当時、体育館は廃墟状態で中はゴミの山。しかし、その壁をこすると、大きな絵が現れてきて驚き、感動し、このスペースを何とか生かしたいと思ったそうだ。

旧日出小学校入口に残る門柱と閉校記念の碑

旧日出小学校入口に残る門柱と閉校記念の碑

体育館正面に大きく飾られている絵の下側には、
全校児童51名による共同製作「校舎全景」昭和50年3月31日
と書かれていた。

この日出小学校は昭和56年(1981年)に廃校となっている。なので、その5年前に描かれたものだ。そして、廃校と共にその絵も朽ち果て、その存在を消そうとしていたが、発掘され、見事復活したのである。この絵、なぜか車を見ていても、ついつい見上げてしまう。まるで、発掘されたのが必然?だったようにも感じさせる、そんな存在感がある。

展示されている車の中、気になった車二台程、内部を見せてもらった。まずは、昭和34年(1959年)式の日産・オースチンA50ケンブリッジ。この車、日産が英国のBMCと契約し、1955年〜1960年にかけてノックダウン生産していたものらしい。内部は、まだレストア前の状態だったが、その心臓部、水冷直列4気筒OHV、1500ccのエンジンは好調なようだ。日産は、このオースチンを通じて吸収した技術を、後に登場したセドリック等に生かしたらしい。セドリックが登場した1960年には、オースチンの生産は終了している。

日産・オースチンA50ケンブリッジ

日産・オースチンA50ケンブリッジ

ところで、
この日産・オースチンA50ケンブリッジ、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」にも出演しているようだ。そのズングリした格好が、今となってはとても魅力的だ。

ちなみに、
日産・オースチンA50ケンブリッジのインテリアのパノラマ&エンジン音はこちらからどーぞ。

【日産・オースチンA50ケンブリッジ関連情報】
wikipedia:日産・オースチンA50ケンブリッジ
日本の自動車技術240選:オースチンA50ケンブリッジサルーンB131型
weblio:オースチン・A50ケンブリッジ
gazoo:ニッサン オースチンA50ケンブリッジ・サルーン デラックス
昭和30年代の車日産・オースチン
YouTube:Austin Cambridge A 50
YouTube:ALWAYS 続・三丁目の夕日【予告編】

マツダ ファミリア ロータリーTSS

マツダ ファミリア ロータリーTSS

こちらは、昭和46年(1971年)年式のマツダ ファミリア ロータリーTSS。この車、ファミリアとしては二代目で、ロータリーとしては珍しいセダンタイプである。前述のオースチン(1959年)に比べ、ボディーラインはスッキリ、ヘッドライトは角型とモダンな印象だ。この車、今、道路を走っていても、そんなに違和感が無いのかもしれない。逆に言うと、昭和の匂いプンプンのオースチンに比べると、クールで微香?といったイメージか。

ところで、夕張、そしてファミリアとくれば、やはり、映画「幸福の黄色いハンカチ」に登場した四代目ファミリアが思い出される。第一回の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した五代目に比べると、地味ではあるが、印象に残る車であった。

マツダ ファミリア ロータリーTSSのインテリアのパノラマはこちら。現在、バッテリー調整中につきエンジン音は無い。

【マツダ ファミリア関連情報】
MAZDA ファミリア物語開発ストーリー
Wikipedia:マツダ・ファミリア
YouTube:MAZDA FAMILIA Ad

日出収穫たっぷり「野菜カレー」¥850なり

日出収穫たっぷり「野菜カレー」¥850なり

ひとしきり車を鑑賞したあとは、麗燈露のコーヒーと野菜カレーを頂いた。結構ボリュームがあり満足。ちなみに、ホールの入場料は500円だが、麗燈露にてコーヒーや食事をした場合、入場無料となるそうだ。北海道でのツーリングの際、寄ってみてはいかがだろうか。風景を観ながらのランチも良いが、昭和の空間に浸りながらも、なかなかのものである。

【日出クラシックパーク】
北海道夕張郡栗山町字日出230-1
電話:0123-75-2887
営業期間:5月連休前〜10月下旬の土日祝日

本社:(有)横山商事
北海道札幌市東区北23条東1丁目7番17号
電話:011-751-3956

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